ポール・ヴァレリーの文章
■今日の文章
風が立つ!
生きる努力をせねばならぬ!
広大大気が私の本を開いては閉じ、
波が飛沫となって岩からほとばしる!
飛び去るがいい、光にくらむページよ!
砕け、波よ!砕け 喜びに湧き立つ水で
三角帆が餌をついばんでいた穏かなこの屋根を!
■読後ノオト(これは解説ではありません)
これはポール・ヴァレリーの「海辺の墓地」からの一節です。
彼の詩人としての才能は必ずしも私たちの心を揺さぶるもの
とは言えません。
しかし、この詩から限りなく澄み切った青い海原を想像する
ことは可能でしょうし、知性に訴える何かがあると
思います。
でも、ヴァレリーはやっぱり評論の方が抜群に面白いですね。
彼の知性は今も知的好奇心を刺激すると思います。。


