内田ひゃっけんの文章
■今日の文章
生きているのは退儀である。しかし死ぬのは少し怖い。
死んだ後のことはかまわないけれど、死ぬ時の様子が、どうも面白くない。
妙な顔をしたり、変な声をだしたりするのは感心しない。
ただ、そこの所だけ通り越してしまえば、その後は、やっぱり死んだ方が
とくだと思う。
小生はもういやになったのである。
■読後ノオト(これは解説ではありません)
相当な皮肉屋である。だけど不思議なことに少し悲観的ではない。
以前はこういう何とも言えない妙な間を持った文章家が存在した。
この文章は内田ひゃっけんによる。
*「ひゃっけん」を漢字で表記したところ、メルマガでははじかれて
しまし、ひらがなとしましたことをお許しください。
似てるとは言えないかもしれないが、正宗白鳥の文章にも、何とも
言えぬ妙な間のある名文があったと記憶する。


