ボンヘッファーが残した文章
■今日の文章
愚かさは悪よりもはるかに危険な善の敵である。
悪に対しては抗議することができる。それを暴露し、万一の場合には、
これを力ずくで妨害することもできる。
悪は、少なくとも人間の中に不快さを残していくことによって、
いつも自己解体の萌芽をひそませている。
愚かさに対してはどうしようもない。
■読後ノオト(これは解説ではありません)
非常に深い認識と洞察の上に書かれた大変立派な文章であると思う。
これを書いた人の人生を知るならば、自分がこのような賛辞を
書かずにはいられないとをご理解頂くことができるに違いない。
この作者はナチスに対する烈しい抵抗運動を展開し、最後は
逮捕され、刑死した。
そういう人物がここで使う「悪」とは何だろうか?
ましてや愚かさとは。
ドイツ人牧師 ボンヘッファー。1945年4月9日に死す。


