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フロムの文章

■今日の文章


十九世紀においては神が死んだことが問題だったが、二十世紀では
人間が死んだことが問題なのだ。


非人間性とは残忍という意味だったが、二十世紀では、非人間性は
精神分裂病的な自己疎外を意味する。


人間が奴隷になることが、過去の危険だった。未来の危険は、人間
がロボットとなるかもしれないことである。


たしかにロボットは反逆しない。しかし人間の本性を与えられている
と、ロボットは生きられず、正気ではいられない。


■読後ノオト(これは解説ではありません)


今読むと何だか懐かしい気がするのは私だけだろうか?
もう二十一世紀も六年目に入り、もやはこの文章の古さは否めない。


しかし、もしこの作者のフロムが生きていたならば、彼は何を問題
とし、何が最も危険なことと指摘するだろうか?


私たちがこの点をついて自分の頭で考えなくてはならない時代に
入っている。

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