プーシキンの「思い出」
■今日の文章
おもいでが 音もなく
ながい巻物をくりひろげる
わたしは嫌悪のこころをもって
おのれの生涯を読みかえし
身をおののかせ のろいの声をあげ
なげきつつ にがいなみだを流す
けれども悲しい記録のかずかずは
もはや消し去るよしもない。
■読後ノオト(これは解説ではありません)
たいへん暗い詩で、ちょっと救いのない感じです。
タイトルは「思い出」
ひょっとしたら再録かもしれません。
どんなに暗い思いでも、思い出すのは人の心です。
心の持つ不思議な働きについて、人は何もできないのでしょうか。
ある人によれば、心の中こそ唯一自分がコントロールできるもの
と言います。
話がそれましたが、この詩の作者はプーシキンです。


