カンディンスキーの文章
■今日の文章
バラ色、ライラック、黄色、白、青、浅緑の、真紅の家々や教会。
それぞれが自分たちの歌を
・・・風にざわめく緑の芝生、低いバスでつぶやく樹々、あるいは
千々の声で歌う白雪、葉の落ちた樹々の枝のアルグレット、それに
無骨で無口なクレムリンの赤い壁の環。
・・・このときを色彩で描くことこそ、芸術家にとって至難の、だが
至上の幸福である、とわたしは考えている。
■読後ノオト(これは解説ではありません)
久しぶりに画家の文章をお届けします。
この人は画家の中でも理論派として知られていましたので、文章も
非常に洗練されていますね。
肝心の作品は・・・抽象画の代表者の一人ですから、お好きな方は
お好きでしょうし、そうでない方は近寄らないでしょう。
個人的には「コンポジション」と呼ばれる一連の作品には、大変
人を引き付ける力があると思っています。


