アントン・チェーホフの文章
■今日の文章
人間は物を考える理性と、物を創り出す力とを、天から授かっています。
それでもって、自分に与えられているものを、ますます増やして行け
という神様の思し召しなんです。
ところが、今日まで人間は、創り出すどころか、ぶち壊してばかり
いました。
森はだんだん少なくなる、河は枯れていく、鳥はいなくなる、気候は
だんだん荒くなる、そして土地は日ましに、愈々ますます痩せて醜く
なってゆく。
■読後ノオト(これは解説ではありません)
淡々とした語り口で微妙な心の動きを表現する上で、この作家を上げる
人は多いでしょう。
でも、今はあまり読まれていないかもしれません。
短編小説の書き手としても、ひと昔前であれば、必ず彼の名前を
上げたものです。
アントン・チェーホフ。


