「カラマーゾフの兄弟」より ドストエフスキー
■今日の文章
「神」がほんとうに存在するということがふしぎなのじゃなくって、
そんな考えが、・・・神は必要なり、という考えが、
人間みたいな野蛮で意地悪な動物の頭に浮かんだということが
驚嘆に値するのだ。
そのくらいこの考えは神聖で、殊勝で、賢明で、人間の誉れと
なるべきものなんだ。
■読後ノオト(これは解説ではありません)
知的好奇心で頭の中が一杯だった高校時代、印象深い断片のある
この小説の中でもひときわ頭をガツンと殴られたような印象を
受けた個所。
実に不思議な作家だと思う。
本当のところキリスト教的世界観を理解しているとは言えない
と思うけど、この小説家の文章には非常に刺激を受け、今も
受け続けているように思う。
ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」より。


