清少納言の枕草子
■今日の文章
雪は、桧皮葺、いとめでたし。
すこし消えがたになりなりたるほど。
また、いと多うも降らぬが、瓦の目ごとに入りて、黒うまろに見えたる、
いとをかし。
時雨、霰は、板屋。
霜も、板屋。庭。
■読後ノオト(これは解説ではありません)
平安中期の時代に登場した二人の才女のうちの一人、清少納言が残したとされる
「枕草子」という随筆から。
もう一人は紫式部。
『源氏物語』の心情的な「もののあはれ」に対し、知性的な「をかし」の美世界を
現出させた、というのは後世の有識者の言葉です。
引用した文章が特に素晴らしい、という訳ではないのですが、清少納言の眼に
何が映っていたのか、ということを知ることは興味深いですね。
また、今となってはどこを取っても、それぞれが、詩のように感じるほど
選ばれた題材、言葉は、例えようのないものだ、と思います。
ココに取り上げた文章は、ちょっと目のつけどころが面白いので
載せました。


