人の心の底は深い アイスキュロスの文章
■今日の文章
ひとかどの人物とても、幸運の友を、妬み心なく立てることは、
なかなか人間生来の性がゆるさぬ、
悪しかれと願う邪毒が、心の臓に坐りこみ、
その病をえた男の重荷を、倍にもおおくするもの。
おのれの痛みで、おのれ自身の心が晴れず、
他人の幸さいわいを見つめては、うめきをかさねる。
■読後ノオト(これは解説ではありません)
古代ギリシャの三大悲劇詩人の一人、アイスキュロスが
書いたとされる「アガメムノーン」から引きました。
ギリシャ悲劇は話としても面白いものが多く、もちろん
古典とされるものばかりなのでしょう。
しかしながら、そういう背景知識なしに読んでも、深みが
ありますね。
ただし、ある程度経験を積まないと、本当の所は分らない
かもしれませんね。


