ヨシフ・ブロツキイの詩
■今日の文章
私はローマに滞在した。
ひかりにずぶ濡れになって。
そう、破片だけが夢見ることができるように!
私の網膜にうかぶのは、燦然たる円形(コイン)。
あたり一面の暗闇にはこれで十分だろう。
■読後ノオト(これは解説ではありません)
ヨシフ・ブロツキイを知ったのはそれほど古いことではなく、よく利用する
図書館で、イタリアのことをあれこれ探っている内に、「ヴェネツィア 水の
迷宮の夢」というタイトルの本を手にして以来です。
実に魅力的な本で、作者がブロツキイというロシアの詩人で、ノーベル文学賞
も受賞している、という事実は後から分ったことです。
ちょっとした思いつきで、トーマス・マンの「ベニスに死す」と併読してみた
ところ、さらに面白いと思いました。これは独り言です。
補足ですが、上記の文章は彼の別の作品から取りました。


