オルテガの文章
■今日の文章
群衆はとつじょとして姿を現わし、社会における最良の場所を占めた
のである。
以前は、群衆は存在していたとしても、人目にはふれなかった。群衆
は社会という舞台の背後にいたのである。
ところが今や舞台の前面に進み出て、主要人物となった。もはや主役は
いない。いるのは合唱隊のみである。
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■読後ノオト(これは解説ではありません)
オルテガの「大衆の反逆」からの引用です。大衆化社会の出現という
20世紀の問題を抉ってみせた名著であり、社会学を学ぶために必ず
読まなければならなかった著書ですね。
引用した文章も、社会に能動的に関わらない「大衆」という存在への
批判的視点を如実に現わしています。


