西園寺公望の文章
■今日の文章
わたしには時勢を憤って、それを切り開こうとか、狂乱を回らそう
とかいうようなアンビション、希望といいますか、勇気と言いますか、
それがない、今日でもそうです。
時の流れを見る、時の勢いを見る、人心がだらけているなら、それ
はだらけさせる風潮が時代に漲っている、これを回転する、逆流
させるという豪気努力はわたしの及ぶところではない、西園寺が
冷淡だと言われる所以であろうが、自分では冷淡とは思わない。
時流に逆らいもしなければ、時流に従いもしない。
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■読後ノオト(これは解説ではありません)
誰が書いたのかは、本文に名前が登場しているのでお分かりでしょう。
特別な解説を加えるつもりはありません。ただ、この人物はわが国の
宰相を2度経験しています。
それを考えると、この人物が大変な「傑物」であることが、想像できる
でしょう。些細にことには微動だにしない人物像が浮かび上がってくる
ことでしょう。
西園寺公望。


