クローチェ すべての歴史は「現代史」である
■今日の文章
すべての歴史的判断の基礎には実践的要求があるので、すべての歴史は
「現代史」という性格を与えられる。
なぜなら、叙述される事件が遠く離れた時代のものに見えても、実は、
その歴史は現代の要求および状況・・・その内部に事件がこだまして
いるのである・・・について、語っているのであるから。
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■解説
イタリアの哲学者クローチェの、すべての歴史は「現代史」である、
という卓越した認識は、この文章が発端になっていると言って良い
だろう。
歴史を語る、あるいは歴史を記述する、という活動はまさに今から
未来に向かってする行為に他ならない。
それにしても、クローチェという人物は、まさにイタリアでムッソリーニ
が政権を取っっていた当時、徹底抗戦を演じた傑物として知られている。
単なる学者ではなく、キッパリとした姿勢を貫いたことでも、よく知られ
ている。


