ダニエル.J.ブーアスティン ニュースを製造するマスコミ
■ページ1■今日の文章
世の中に事件がなにも起きていない、ニュース取材者たちは
眠っている、あるいは競争相手のニュうース取材者たちのほうが
もっと機敏である、といった印象を人々に与えないためには、
どうしたらよいか?
印刷や放送の経費が増大するにつれて、輪転機をいつも動かし、
テレビをいつも放送していることが財政的に必要になった。
擬似イベントを製造しなければならない必要は、いっそう強く
なった、
かくしてニュースの取材は、ニュースの製造へと変化したの
である。
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■ページ2■解説
この文章は、何と今から40年以上前に指摘された論文である。
書いたのはアメリカの歴史学者でダニエル.J.ブーアスティン
という。
彼の指摘を少し噛み砕くならば、このことによって、英雄は有名人
に変容し、旅も観光旅行に変化した。
様々なメディアから発信される情報は、すでに発信する側の意図
さえも超えて、全く予想もしない「現実」を製造する自体を招いている。


