柿本人麻呂 万葉集から
■ページ1■今日の文章
東(ひむかし)の野に 炎(かぎろひ)の立つ見へて
かへり見すれば 月傾(かたぶ)きぬ
淡海(あふみ)の海 夕波千鳥汝(な)が鳴けば
情(こころ)もしのに 古(いにしへ)思ほゆ
ぬばたまの 夜さり来れば 巻向(まきむく)の
川音(かわと)高しも 嵐かも疾(と)き
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■ページ2■解説
荘重にして沈痛、格調高く、抒情的。歌だけを読むと
そういうことになるらしい。
別の言葉で言いかえるより、細かくルビをつけたので、
耳に聞こえる位の声でお読み下さい。
ほぼ五七五七七になっていることも、彼が歌聖と言われる
所以だと思います。
これは日本に限らず、外国の詩人でも、リズムを整えつつ
内容もある詩は、優れた詩と言われます。
実際の人物については本当のところ古すぎて良く分かって
いないのではないか、と思います。
個人的には梅原猛さんの著作で面白く読んだだけです。
山部赤人とともに歌聖と呼ばれた柿本人麻呂の歌を
ご紹介してみました。


