パウル・クレー 私と色とは一体だ。
■ページ1■今日の文章
色は私を捉えた。
自分のほうから色を探し求めるまでもない。
私には、よくわかる。
色は、私を永遠に捉えたのだ。
私と色とは一体だ。
これこそ幸福なひとときでなくて何であろうか。
私は絵描きなのだ。
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■ページ2■解説
自然、都市、人間のすべてを記号化して詩的幻想とユーモアに
満ちた抽象画を描いた、と言われている。
作家は言葉で考える。
画家は色と形で考える。
音楽家は音で考える。
彼の絵は時として意味を考えるパラダイムでは理解できない
かもしれない。
しかし色と形が考える道具だと解釈するならば、言葉には
ならない「美」を発見することができるだろう。
パウル・クレーの色彩感覚は透き通るように美しい。


