ウォールデン 森の生活 夢中になって我を忘れる時
今日の文章
孤独ほどつきあいやすい友達には出会ったためしがない。
われわれは自分の部屋にひきこもっているときよりも、
そとで人に立ちまじっているときのほうが、たいていは
ずっと孤独である。
考えごとをしたり仕事をしたりするとき、人はどこに
いようといつでもひとりである。
孤独は、ある人間とその同胞とをへだてる距離などに
よっては測れない。
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■解説
孤独ほど、今日、若者に忌み嫌われている言葉はないのでは
ないか、と思う。
どんな形でも友人と繋がっていないと耐えられないのでは
ないか、と思う。
しかし、この文章はどうだろうか?
作者は少しも孤独を苦痛とは感じてはいない。
独りでいることが必要な場合だってある、ということで
あろう。
例えば、何かに夢中になる。我を忘れて夢中になるとき、
人は孤独になる。
なぜなら我を忘れて夢中になるとは、自分自身に成り切ること
に他ならないからだ。
この文章を書いた男は、故郷のウォールデンで、1人、
森の生活を楽しんだ。
そう、「森の生活」を書いた、ソローその人が書いたのだ。


