キュリー夫妻 ぼくたちの選んだ人生はやはりつらいな。
■ページ1■今日の文章
発見は前もって積み重ねられた苦しい努力の結果であります。
みのりの多い多忙の日々の間に、なにをやってもうまくいかない
不安な日々がはいりこんできます。
そういう日には研究対象そのものが敵対心をいだいているか
とさえおもわれてきます。
こういうときこそ、じぶんの気の弱さや落胆とたたかわなければ
ならないのです。
ピエル・キュリーの不屈の忍耐心には一分のゆるみもありません
でしたが、
それでもときには、
「ぼくたちの選んだ人生は、やはりつらいな。」
と、もらしました。
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■ページ2■解説
たいへんに難しい研究を続けている研究者にも、こんなに
人間的な心情があったことが分かります。
自伝とか、評伝には、独特の面白みがあって、
たしかに文字通りには受けれない場合もある反面、
日々の生活の中の素直な心情の吐露には、
心打つものがあります。
例えば、夫婦で生涯、研究に没頭したキュリー夫妻には、
淡々と書かれているにも関わらず、
「ぼくたちの選んだ人生は、やはりつらいな」っと
書かれた一行には静かに胸を打つものがありますね。
夫のピエルの評伝は、妻のマリー・キュリーが
書きました。


