堀江貴文 なぜ請求書にマネージャーのサインが必要なのか
なぜ請求書にマネージャーのサインが必要なのか

当社の女性社員で僕よりも年上の40歳ぐらいの人がいるのです。
その彼女が、請求書を発送する際、マネージャーの承認とサインが
必要になることに疑いを抱いているのです。
「どうしてマネージャーのサインがないと請求書が出せないの」
「どうしてそんあに、面倒くさいことをしなければならないの」
「私のチェックで十分ではないないですか。お金をもらうだけなのですから」
というわけです。
僕はそれを聞いて、「あっ、こえはちょっと問題だな」と思いました。
彼女が資本主義社会のルールをりかいしていないことがわかったからです。
彼女は、請求書をだすということは金額を間違えずに確実に相手に渡すこと
であり、それで事足りると思っていたようです。
しかし資本主義のルールとは、「金額を間違って請求したら大変だから」と
いった話ではないのです。
もし間違って請求したら、「ごめんなさい」とあやまれば済む話です。正しい
金額を再請求すればいいだけです。
そんなレベルではないのです。
請求書にマネージャーのサインが必要なのは、請求したお金を回収できる
かどうか分らないから、なのです。
請求書をだしたからといって、相手がお金を払ってくれるとは限りません。
請求してもお金を払わない人は、決して少なくないのです。
資本主義社会はお互いんp信用関係のもとに成立しているはずです。
しかし、なかには悪い人もいます。
悪意を持って請求を無視するケースもありますし、またはやむをえない事情
があって、支払いが遅れるというケースもあります。
そういうところに請求書をだしてもお金が入ってくるかどうかわからないのです。
請求書を切れば、当然その分会社に利益が計上されます。そうすると、その
利益分の税金をすぐに支払わなければならなくなるのです。
請求書を切った後に売り上げを取り消せば、当然税金を払った分だけ、キャッ
シュフローは悪くなる。損をする訳です。当然資金繰りも悪くなります。
それなので請求書をだす前には、取引先の与信管理というものが必要になっ
てくるのです。
つまり、マネージャーがあらかじめ取引先の経済状態をチェックするわけです。
その結果、マネージャーが大丈夫と判断すれば、そこではじめて請求書を切ろ
うという判断をができるのです。
これは常識なわけです。
請求書を出せばお金が返ってくる、そんな訳ないじゃん、という話なのです。
彼女はそこを理解していなかった。
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堀江貴文著「稼ぐが勝ち ゼロから100億、ボクのやり方」からの引用です。
この一文を読んで、ホリエモンがタダモノではないことが良く分ります。
見た目の気楽さとは反対に、彼はプロの経営者と理解すべきだT思います。
非常に易しく書いていますが、同時にきわめて重大な事柄について、
明解な解説を試みている点も賞賛に値すると言えます。


