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カンディンスキー 画家の書く文章とは?

画家の書く文章とは?


バラ色、ライラック、黄色、白、青、浅緑の、真紅の、家々や教会。

それぞれが自分たちの歌を、風にざわめく緑の芝生、低いバスでつぶやく
樹々、あるいは千々の声で歌う白雪、葉の落ちた樹々の枝のアレグレット、
それに無骨で無口なクレムリンの赤い壁の環。

このときを色彩で描くことこそ、芸術家にとって、至難の、だが至上の幸福
である、とわたしは考えたものである。


理論派としても知られているカンディンスキーによう回想録からの引用です。


一時期、文章を書くことを本業とはしていない芸術家の文章を熱心に読んで
いたことがあります。


感性は研ぎ澄まされた人たちな訳ですが、言葉に対する姿勢が文章を書くこと
を本業とする人たちとは、およそ異なる。


そんなことを思い出しました。カンディンスキーの眼は何を見るにつけても、色彩
から入っていることは明らかです。それが彼が画家である所以なのでしょう。

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