ロラン・バルト 零度のエクリチュール
零度のエクリチュール
■今日の文章
構造主義は世界から歴史をぬきさるのではない。
構造主義は歴史に、内容だけでなく(これは何度となくなされてき
たことだ)、形式をもまた結びつけようとする。
素材だけでなく、知的なものを、イデオロギー的なものだけだけで
なく、審美的なものを、歴史に結びつけようとする。
■解説
私が学生時代に最も好んで読んだのは、文芸評論だった。
その中でも文章、文体、エクリチュールそのものを読むことが快楽
そのものであることを知ったのは、彼の影響に他ならない。
彼は構造主義的や記号論を方法として用いて、文学作品やさまざま
な社会現象を分析し、批評の新しい姿を確立したと言われる。
しかし、そんな評価よりも、彼が書く文章そのものが、読み手を独
特の快楽へと誘うオリジナリティーを持っていた。
むしろ言語表現の可能性を追求したとも言える彼の作品は今の自分
の知的好奇心を刺激してやまない。
この文章の書き手こそ、ロラン・バルトその人である。
Le Degre zero de l'ecriture 『零度のエリクチュール』を体験し
てみてもらいたい。
解説には程遠いものになってしましました。


