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ニコライ・ゴーゴリ わずか 43 年の人生そのものが皮肉だったのかも

わずか 43 年の人生そのものが皮肉だったのかも

■今日の文章■

いま熱情を燃えさかっている青年が、もし自分が老いさらばえた後
の姿を見せつけられたなら、恐れおののいてとびすさることだろう。

柔軟な青年時代を過ぎ、きびしく非情な壮年に達しても、心して人
間的な行いを保持してゆくように努めたまえ。

途中で取り落としてはいけない。後で取り戻すことは決してできな
いから!

未来に横たわる老齢はつれなく怖ろしい恐ろしいもので、何一つも
とへ戻してくれはしないのだ!


■解説

彼の小説を読んだとき、何でこんなに皮肉屋で暗いんだろうと思っ
たものです。

その話は、地位の低いお役人で、せっせと金を蓄えて、ずっと欲し
いと思っていた外套を、やっと手に入れたその日に盗まれてしまい、
まもなく病気で死んでしまうというものでした。

今なら彼の氏素性をインターネットで調べることができて、なるほ
ど、そういう人生だったのか、と知ることができ、作品の時代背景
を知ることができて、納得なのですが、名作として読んだ、そのと
きは、なんだか狐につままれたような読後感でした。

まー、独り言です。この文章にも独特の皮肉が混じっているでしょ
う。これを書いたのではニコライ・ゴーゴリです。

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