室生犀星の文章
■今日の文章 かのしら雲を呼ばむとするもの まことにかぞふるべからず 飛べるものは石となりしか さびしさ啼き立つる ゆふぐれの鳥となりしか ■読後ノオト(これは解説ではありません) 室生犀星の「しら雲...
伊藤静雄の文章
■今日の文章 この蒼空のための日は 静かな平野へ私を迎える 寛(おだ)やかな日は またと来ないだろう そして蒼空は 明日も明けるだろう ■読後ノオト(これは解説ではありません) 私にはかつてこの詩人を...
詩経より
■今日の文章 桃の夭夭(ようよう)たる、 灼灼(しゃくしゃく)たる其の華。 之の子 干(ここ)に帰(とつ)がば その室家(しっか)に宜(よろ)しからん。 ■読後ノオト(これは解説ではありません) これ...
ヨシフ・ブロツキイの詩
■今日の文章 私はローマに滞在した。 ひかりにずぶ濡れになって。 そう、破片だけが夢見ることができるように! 私の網膜にうかぶのは、燦然たる円形(コイン)。 あたり一面の暗闇にはこれで十分だろう。 ■...
金子光晴の文章
■今日の文章 パリから出かけてみると、ブリュッセルは、こじんまりしていながら、 どこか淋しい影のある都会で、それはやはり北欧という感じをふかく 印象づける。 殊更、冬の日は短く、弱々しく、それでも暖か...
アメリカ民主主義詩人ホイットマン
■今日の文章 見知らぬひとよ、もし通りすがりにきみがわたしに会って、 わたしにはなしかけたいのなら、どうしてきみがわたしに 話しかけてはいけないのだ? そして、どうしてわたしがきみにはなしかけてはいけ...
李商隠 「夜雨 北に寄す」
■今日の文章 夜雨 北に寄す 君は帰期を問うも 未だ期有らず。 巴山(はざん)の夜雨 秋池に漲(みなぎ)る 何か当に共に 西窓の燭を剪(き)って 却(さて)しも話すべき 巴山夜雨の時を ■読後ノオト(...
リルケ 「マルテの手記」より
■今日の文章 僕はきょうまで、だれもがいくつもの顔を持ち合わせている ことに気づかなかった。 何億という人間が生きているが、顔はそれよりもたくさんにある。 だれもがいくつもの顔をもっているからである。...
エンツェンスベルガーの『政治と犯罪』
■今日の文章 アイヒマンを診断したイスラエルの精神病医は、アイヒマンは 「まったく正常な人間であって、彼を診断したあとの私自身よ りも、かえって正常なのではないかという気がするくらいだ」 と、いってい...
ポール・ヴェルレーヌ 秋の日のヰ゛オロンの
■今日の文章 落葉 秋の日の ヰ゛オロンの ためいきの 身にしみて うら悲し。 鐘のおとに 胸ふたぎ 色かへて 涙ぐむ 過ぎし日の おもひでや。 げにわれは うらぶれて ...
萩原朔太郎 朔ちゃんはセカチュウで有名になった?
■今日の文章 金魚のうろこは赤けれど その目のいろのさびしさ。 さくらの花はさきてほころべども かくばかり なげきの淵に身をなげすてたる我の悲しさ。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━...
アルチュール・ランボー 早熟の天才詩人登場!
■ページ1■今日の文章 いまはできるかぎり身をもちくずそう。 なぜって、私は詩人になろうと思っているのだし、「見者」 になろうと努めているからです。 すべての感官を錯乱させることによって未知のものに到...
シレジウス 1700もの詩がすべてニ行詩で書かれている詩集
■ページ1■今日の文章 薔薇はなぜという理由なしに咲いている。薔薇はただ咲くべく咲いている。 薔薇は自分自身を気にしない、ひとが見ているかどうかも問題にしない。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━...
【家族こそ宝】
【家族こそ宝】 【家族こそ宝】 あなたの命はあと1年 と告げられ 悲しいけれど 今ほどの幸せはありません と語る その人の瞳に真実が輝いている 病む前には見えなかったものが見える 昼も夜も 身も心も...
李白 杜甫と双璧をなす天才詩人とは?
杜甫と双璧をなす天才詩人とは? ■今日の文章 両人対酌(たいしゃく)すれば山花開く、 一杯 一杯 また一杯。 我れ酔うて眠らんと欲す 卿(きみ)且(しばら)く去れ 明朝 意有らば琴を抱いて来れ。 ━━...
杜甫 国破れて山河あり
国破れて山河あり ■今日の文章 国破れて山河あり 城春にして草木深し 時に感じて花にも涙をそそぎ 別れを恨んで鳥にも心を驚かす ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ...
ジャック・プレベール 三本のマッチをするのはなぜ?
三本のマッチをするのはなぜ? 三本のマッチ 一本ずつ擦る 夜のなかで はじめのは、きみの顔を隈なく見るため つぎは、きみの目を見るため 最後のは、きみのくちびるを見るため 残りのくらやみは今のすべ...